現代日本の駅弁

 先日、大阪でちょっと用事がありまして、新幹線に乗りました。多分十年ぶり以上です。
 東京駅構内のお弁当屋さんを覗いてびっくりしました。美味しそうな物が、無限の選択肢で並んでいます。
 すごいですね、日本のお弁当文化は!
 お寿司タイプ、会席料理タイプ、海産物の物、和牛や銘柄豚を使った物、それにあちこちの郷土料理・・・ 
 地方の駅はどうなんでしょうか・・ 種類少なく、その土地の郷土料理かしら・・
 器はプラスチックの箱ですがまるで塗りのお重の様な柄の物や竹のわっぱを模した物、意味のある形の素焼きや陶磁器の丼、本物のきょうぎや竹の皮を使った物も生きてます。そして盛り付けも美しい! 全部で50種類じゃあきかないでしょう。
 どれもすごく美味しそうで、一人旅のお昼の為に一つに絞るなんて酷ですよ。
 でもね、家に残っている五人へのお土産は、即決まり。大阪と場合によっては東京駅のお弁当が良い!
 昔むかしの私の経験では、ヨーロッパの駅ではキヨスクでパンと飲み物、果物を買ったかしら・・・
 それから、マドリッドからグラナダまで汽車で行った事があるのですが、車内でランチを注文しました。すると、白服のボーイさんが、四人がけくらいの座席に大きなテーブルを設置して白いテーブルクロスを敷きました。食堂車ではなく、普通の席にです。驚いて何が始まるのかなと思っていると、食器を持って来てレストランの様にテーブルセッティングを始めます。そして、オードブルから始まって順々にひと皿づつコースでサービスが始まったのです。お料理に合わせてワインの希望も聞いてくれます。レストランと全く同じです。
 お味は覚えていませんが、とても嬉しい衝撃だった事は今でもしっかり覚えています。
 もう、50年くらい前の事ですが、今もこんなサービスあるのかしら・・・
 結局今回、東京駅で自分のお昼にかったお弁当は、好き焼きとトンカツのコンビネーション弁当。すごく美味しかった。心も満たす、本当に丁寧に作られたお料理でした。
 そして家族へのお土産は、バッテラ寿司数種類その他と、大阪のおいし~~いたこ焼き、それにやっぱり東京駅ですき焼き弁当も加えました。そして帰りの新幹線を少し早めて、夕食の時間までに家に着く様にしました。
 こんな風に書くと頭の中は食べ物だけ! の様な私ですが、そもそもの旅行の目的はとても実り多い素晴らしいものでした。そして久しぶりの車窓からの眺めも堪能しました。
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               すき焼き弁当
    (何故煮卵?と思いましたが、いくらすき焼きでも生卵は無理ですものね。
     律儀なのかユーモアか・・・)
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        炊き込みご飯に鮭の腹身の揚げ物を乗せた物
           鮭、本当に美味しかった!
子供の頃の鈍行の旅の駅弁を、改めて懐かしく思い出します。
♡♡

この記事へのコメント

  • めぎ

    日本の駅弁文化って本当に羨ましい限りです。
    東京駅で駅弁買うだけで、十分晩御飯になりますものね。
    前回日本に行ったとき、食べたいものがあり過ぎてあちこちで十分に食べていたので、駅弁を買うチャンスがありませんでした…凄く残念でした。
    2024年11月12日 22:14
  • もとこさん。

    xml_XSLさん、nice!有り難うございます。

    めぎさん、それはすごく残念ですね(>_<) 
    次はお弁当三昧もなさりにいらっしませ!
    2024年11月13日 14:07